伊場仙の右側より「伊場仙浮世絵ミュージアム」をご覧ください。

https://www.ibasen.co.jp/pages/gallery

お雛様の「檜扇」も飾っております。

お雛様の持っているお道具とそれぞれの意味を知るとまた楽しめますね。

▼お殿様(男雛)

 笏(しゃく):威厳の象徴ともいえ、儀式の段取りなどの覚え書を貼り付ける実用的なものでもありました。

▼お雛様(女雛)

 檜扇(ひおうぎ):こちらもお殿様と同様に覚え書を挟むものですが、笏一枚では足らないので、扇子になったと言われています。

伊場仙にもこの檜扇を取り扱っています。今回「浮世絵ミュージアム」にも特別版を飾っております。

▼三人官女

 銚子(ちょうし):お酒を注ぐための道具で、長柄銚子につぐものとして使われていました。

 長柄銚子(ながえのちょうし):銚子からついでもらったお酒を、盃へつぐための酒器。

 三宝(さんぽう・さんぼう):盃とそれを乗せている台。彼女だけお歯黒です。

五人囃子(ごにんばやし)

 ひな人形によってはここは雅楽(ががく)の楽人のときもあります。
向かって左から太鼓(たいこ)、大皮鼓(おおかわつづみ)、小鼓(こつづみ)、笛と並び、そして扇を持つ謡い手が右になります。

▼随身(ずいしん)

 左大臣(老人・向かって右側)
 右大臣(若者・向かって左側)

 宮廷で警護する役割の武官です。伊場仙の随身は立派な衣装をまとってますね。冠、刀、弓、背の矢、手持ちの矢などを持っています。

仕丁(しちょう)

 台傘(だいがさ)
 立傘(たてがさ)
 沓台(くつだい)

 官庁や貴族の家の雑役夫です。



檜扇(ひおうぎ)は、宮中で用いられた木製の扇のことです。桧扇とも表記します。
紙製の扇子(蝙蝠/かはほり)はここから派生し、檜扇を略したものとして普段使いに使われるようになりました。

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