江戸扇子 麻の葉 文様

新作 江戸扇子のご紹介

両面柄の「波千鳥」、麻の葉は2種類「毬 淡紅色」と「雲 薄荷色」です。

それぞれに吉祥紋様が使用されています。贈り物にも喜ばれる江戸扇子です。

波千鳥

波と水と一緒に描かれた「波千鳥」は、波間を世間に喩え、「ともに荒波を乗り越えていく」という意味から、夫婦円満や家内安全などの縁起の良い文様とされています。

江戸扇子 両面柄 波千鳥

「波千鳥」扇子は、変化の多い今の世の中に、苦境にも打ち勝つ力を与えてくれる吉兆文様です。

また「千鳥」は「千取理」のロゴ合わせから、勝運祈願、目標達成の意味もあります。

麻の葉 文様とは

麻の葉は4ヶ月で4メートルにもなる程、成長が早く、真っ直ぐ上にどんどん成長していくため、子供の健やかな成長の願いが込められています。

「麻の葉」文様には魔除けの意味があり、昔からお産着の柄として広く親しまれてきました。

江戸扇子 麻の葉 毬 淡紅色

「麻の葉」と「手毬」を合わせた、薄紅色の江戸扇子です。

手毬柄とは

「手毬柄」は成人式の振袖にもその図柄が使われるように、女性の可憐な魅力を引き立たせてくれます。

手毬は女の子の遊び道具であるとともに、「子供が丸々と育つように」「何事も丸くおさまるように」などの子供の幸せを願う親の願いが込められています。

また、円満な家庭を築けるようにとの願いを込め、手毬柄の着物をお守りとして嫁入り道具にするという習慣もあります。

「手毬柄」は小さな子供から、大人になるまで、女性の人生を生涯にわたって、守ってくれる魔除けの意味もある柄です。

江戸扇子 麻の葉 雲 薄荷(ハッカ)色

「麻の葉」と「瑞雲」を合わせた、ハッカ色の江戸扇子です

瑞雲(ずいうん)とは

雲には、雨や雪を降らせたり、その動きによって天候を左右する大きな力を持っています。

昔の人はこうした不思議な雲に、神や霊が宿っていると考えました。古代中国では、雲から万物が形成されたと信じられていました。

空に漂う雲を「雲気(うんき)」や「瑞雲(ずいうん)」と名付け、吉祥としてみなしました。

日本でも飛鳥時代に、中国の影響から雲にはさまざまな文様やデザインに使われました。

こちらの江戸扇子では、「瑞雲(ずいうん)」を意匠し、雲がもつ瑞祥性を表しました。

吉兆文様

伊場仙の江戸扇子

伊場仙は日本の伝統文化、取り分け江戸文化の継承に力を入れ、製品のデザインには江戸のデザインや色を取り入れています。

素材は厳選された国産の竹、和紙、繊維を使用し、これらを熟練した職人の手によって製品化しています。